あなたが、会社を経営しているのであれば、「会社組織を強くしたい」という願望は常に持っているかと思います。
では、会社組織を強くするために、自己効力感を高める必要があり、出来たことに対して、「できたね・すごいね」と社員の行動を認めることが必要であると説明しました。
詳しくは「組織を強くする『自身』」をお読み下さい。
「できない」の3つの理由
しかし、それでもやはり、社員の方が「できない」と言うことがあるかと思います。
では、この一言で「できない」とは表現されますが、それは、一体どういうことでしょうか?
実は、「できない」には3つしか理由がありません。
すなわち、
- いますぐにはできない
- 一人ではできない
- 今の方法・仕組み・システムではできない
そして、その解決方法は単純であり、
- いますぐにはできないなら、時間をかければ、できる
- 一人ではできないなら、チームを組めば、できる
- 今の方法・仕組み・システムではできないなら、
方法・仕組み・システムを変えれば、できる
その答えを導き出すためには、
・「いつなら、できる?」
・「誰となら、できる?」
・「何を変えれば、できる?」
すなわち、「やるためには、どうすればよい?」という問いかけが重要となってきます。
「できる」ようにするためには
ドラッガーはこう言いました。「答えよりも、質問が重要である」と。
できないことにフォーカスするのではなく、どうすれば、できるのか?に焦点を合わせる質問を投げかけて下さい。
特に、それでもなかなか「できない」から抜け出せない状態もあるかと思います。
人は、イメージしたことしか実現できません。つまり「できない」と考えている時点で、「できない」ことを前提にした思考になってしまうのです。
そこで、「できるためには、どうすればよい?」という質問が大切になってくるのですが、
それでも「できる方法・やり方はない」と言われた場合には?
そのようなときの対処法をご提案します。
その時はまずは
- まず、「できないこと」を書き出す
- そして、「できないこと」を「できる」と書き換える
- 最後に、「これなら、できるという方法」を書く
この時のポイントは、深く考えてはいけません。
できる・できないではなく、頭にひらめいた内容をただひたすら書き出していきます。
もし、可能であれば、チームで取り組むことをお勧めします。
チームで取り組むことで、一人ではできない発想にまで広がります。
質のいい答えを見つけ出すには、量が必要です。
打率のいい答えを見つけようとするのではなく、量が質を凌駕します。
是非、皆さんの組織にもこの要素を意識して、組織開発を推進してみてください。