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2020.06.02

成功の2つのタイプを理解して、社員を活かす

成功の2つのタイプを理解して、社員を活かす

「成功」の定義は人それぞれだと思います。しかし、誰しも成功したいと願っていると思います。

もし、あなたが会社を興されたのであれば、きっと何かしらの夢や願望を達成される成功を望まれたのだと思います。

有名な『ユダヤ人大富豪の教え』を書かれた自己啓発書作家の本田健氏は、成功にも2つのタイプがあると言います。それが、目標型と展開型です。

目標型と展開型の成功の2タイプ

あなたは、小学生の頃、夏休みの宿題は、計画を立ててコツコツとやり遂げた子供でしたか?それとも、8月後半になって、慌てて宿題に取組んでいた子供でしたか?

もし、夏休みの宿題を計画通りにコツコツとやり遂げられた子供であれば、あなたは目標型です。一方、8月後半に慌てて宿題に取組んでいたのであれば、あなたは発展型です。

おそらく、殆どの方が8月後半に慌てて宿題に取組んでいたのではないでしょうか。それもそのはずです。「目標型の人は5%ぐらいしかいない。」と本田健氏は指摘しています。

つまり、大半の方が展開型なのです。言い換えれば、殆どの方は、目標・計画を立てて、その計画通りに行動を起こせないのです。だからこそ、世の中では、目標達成のノウハウが多く語られるのではないでしょうか。

しかし、本田健氏は「目標型の人しか成功できない。」とは言っていません。成功には2タイプがあり、それが、目標型と展開型なのです。

そして、この2つのタイプには、それぞれ、心がけるべき点があります。言い換えれば、それぞれのタイプで、より大きな成功を手に入れるための大事な視点があります。

成功を飛躍させるには目標型と展開型のバランスが大切

目標型

目標型とは、明確な目標を掲げて、それに向かって計画を立ててコツコツと地道に行動することで成功していくパターンです。この目標型は時には山登り型とも呼ばれます。山登りをするように、自力で一歩一歩、山頂を目指して登っていくイメージです。

目標型で気を付けたいことは、自分が立てた計画を達成することにこだわると、自分が予期しないチャンスが巡ってきたときに、そのチャンスを見逃す可能性があります

つまり、目標達成には、自身が立てた計画を達成することも大切ですが、それだけでは自身の予想範囲内の成功しか達成されません。

目標型の人が成功を飛躍させるためには、自分の外からやってくる幸運を逃さないためにも、次に説明する展開型のように時には周りに流されることも大切である、ということを理解しておく必要があります。

展開型

展開型とは、明確な目標は立てずに、周りの出来事に流されながら、人との繋がりによって、成功していくパターンです。この展開型は、川下り型とも呼ばれます。川下りをするように、川の流れに身を任せて、川を下っていくイメージです。

展開型は、基本的には流れに身を任せているため、気付けば漂流状態となり同じ次元を漂い続け、いつまで経っても成功を手に入れられない可能性があります。

つまり、展開型の人が流れに身を任せつつも、自分が想像する以上の成功を手に入れるためには、時には、目標型のように明確な目標を持つ必要があります

但し、目標型のように、目標に対する細かな計画を積極的に立てたり、一人で淡々と行動したりすることは難しい場合が多いと思います。

このため、自分自身がワクワクできるような目標を立てることが大切です

また、目標達成に関連付けた行動が取れるような心がけが必要です。具体的には、その目標に関連があり、あなたが興味を持てるグループに属するなどが考えられます。

また、仲間やメンターと呼ばれる仕事上(人生上)の指導者、助言者が変化の鍵になります。つまり、あなたの背中をそっと後押ししてくる人や、迷っている時に、方向性を指し示してくれる人。そのような人を持つことが大切です。

あなたには、そのような仲間やメンターはいますか?そして、展開型の社員が漂流しているところを次元上昇する手助けをできていますか?

 

何事にも言えますが、目標型、展開型のいずれのタイプにおいても、より大きな成功を手に入れるためには、両者のバランスが重要です

常に、「去年より人生が面白くなっているか?」を考える

もし、あなたが、行き詰りを感じているようであれば、自分が目標型、展開型のどちらのタイプであるかを認識した上で、上記に上げたポイントの行動を見直してみてください。

特に、あなたが展開型であると分析されている場合、目標を立てることはとても重要です。この時の目標は明確でなくても結構です。方向性を指し示せる程度でも結構です。漠然と「こうなったら、楽しいだろうな。」とワクワクできるような目標を立ててみてください。

そして、この行き詰まりの状態を判断する指標は、「去年より人生が面白くなっているか?」です。

あなたが思うような成功に手が届いていないようであれば、「行き詰っている。」と感じるかもしれません。しかし、もし、「去年よりも人生が面白くなっている」ようであれば、確実に成功に近づいているはずです。

一方、「目標に対して、計画通りに進んでいる。」と思っていても、「去年よりも人生が面白くなっていない」ようであれば、注意が必要です。あなたが立てた目標には近づいているかもしれませんが、あなたが本当に望む成功には近づいていない可能性があります。

常に、「去年より人生が面白くなっているか?」を考え、取り組むことの修正を心がけてください

基本的に、社員はあなたよりも展開型の思考

目標型は全体の5%程度といい、大半の方が展開型であると言いました。そして、より大きな成功を手に入れるためには、目標型と展開型のバランスが必要ともお伝えしました。

つまり、全ての人は目標型と展開型に完全に分けられるわけではなく、目標型と展開型の要素を含んでいると考えるのが自然だと思います。

言い換えれば、人によって、どちらが強いか。また、その場面によって、目標型と展開型の思考が強く表れるかの違いであると考えるのが自然だと思います。

そして、もし、あなたが経営者であるならば、目標型の要素が占める割合が大きいと考えられます。何故なら、起業・創業という大きな決断は、何らかの大きな目標型の行動の結果だと言えるからです。

よって、もしあなたが小学生の時、夏休みの宿題を8月後半に取り組んでいたとしても、目標型の要素は大きいと考えられます。

一方で、社員の方は、あなたよりも目標型の要素は小さいと言えます。何故なら、もし社員の方に目標型の思考があれば、きっと、自分自身で会社を起こしているからです。

つまり、社内で比較すると、あなたはより目標型の思考であり、社員の方はより展開型の思考であると言えます。

そこで気を付けて頂きたいことが、あなたの目標型の思考基準で、社員の方に目標型の思考を要求することです。

誰しも得意・不得意が存在し、得意なことは気持ち良く取組めると思いますが、不得意なことはなかなか取り組めないと思います。つまり、あなたの思考基準で、社員に思考・行動を求めることは、社員の生産性を著しく低下させる要因になります。

もちろん、「仕事なんだから。指示されたことやるのは当然のこと。」という考えもあるでしょう。しかし、「社員の能力を引き出すことが、社長や経営幹部の当然の仕事である」とも言えます。

経営学者のピーター・ドラッガーは、著書『創造する経営者』で、
「人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。」と言います。そして
「人が雇われるのは、強みのゆえであり能力のゆえである。」とも論じます。

まとめ

あなたは、社長として、社員の強みを活かすことが出来ているでしょうか?

ビジネスをする上で目標は欠かせません。しかし、数字の目標だけでは、展開型のタイプには響きません。是非、目標設定する際には、展開型の人たちがワクワクできるような目標を設定することを心掛けてみてください。より、一層パフォーマンスを発揮してくれるはずです。

中小企業が、厳しい変化の時代を生き残っていくためには、社員一人ひとりが、活き活きと働き、各々の能力を最大限に発揮する必要性に異論はないと思います。

その社員の能力を最大限に発揮させるためには、社員一人ひとりを良く知る必要があります。

今回、成功にも目標型と展開型の2タイプが存在することをお伝えしました。

目標型と展開型とでは、基本的な思考が異なります。その思考が異なっていることを理解した上で、それぞれを補完する考え方を活かしてください。

そして、会社全員でより大きな成功を掴み取って下さい。

補足

以下、目標型と展開型の補完する考え方を今一度整理します。今後の活動の参考にして頂ければと思います。

目標型の人が、より効果的に夢・願望を実現するポイント

  • 最終結果だけでなく、過程を楽しむ(途中で起きることを楽しみにする)
  • 時間軸にとらわれず、多少の誤差を許す
  • やるべきことより、やりたいこと・ワクワクすることを目標にする

展開型の人が、より効果的に願望を実現するポイント

  • 方向性をつくるために目標を作る
  • ワクワクできる目標を作る
  • 積極的に行動を起こすことが苦手であるため、段取り・準備を大切にする
  • より良い成功のために目標は役に立つと考える
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